徹底解剖!「純文学のすゝめ」の管理人・yukaのプロフィール

文学とV系について語らせたら止まらないyukaです。

今回は、「純文学のすゝめ」の管理人・yukaのプロフィールをご紹介します!

yukaの基本データ

あだ名みかん(みかんが好きだったから)
好きな作家谷崎潤一郎・夢野久作・瀬尾まい子・小野不由美
好きな作品谷崎潤一郎『痴人の愛』・小野不由美『十二国記』
人生を変えた作品あさのあつこ『バッテリー』
キーワードヴィジュアル系・耽美・アングラ・エログロナンセンス・アヴァンギャルド・ジェンダー

yukaのプロフィール

幼少期~小学校

幼い頃から、絵本を読んだり、物語を作るのが好きな子供でした。物語が好きというよりも、言葉そのものに魅力を感じていたように思います。言葉遊びや慣用句、ことわざに興味があり、広辞苑を読み物とするような小学生でした。

私の読書好きを決定づけたのは、児童文学作家あさのあつこさんの『バッテリー』です。この作品を読んだことがきっかけで、本好きに拍車がかかりました。

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この作品の主人公は、自分の信念を曲げない13歳の巧(たくみ)という超生意気な少年です。自尊心の塊で、ものすごく態度の大きい巧は、大人から怒られたり、先輩からいじめられたりします。

しかし、巧は何を言われても、どんな仕打ちを受けても屈しない、したたかな少年です。『バッテリー』を読んだ11歳の私は、その法外な強情さや、自分に絶対的な自信を持つ巧に圧倒されました。

同時に、「巧の生き方や考え方を、もっと深く知りたい」と強く思うようになり、寝る間も惜しんで1~6巻までをむさぼるように読み倒しました。

 

これほど、小説の中の人物を等身大の人間として感じた経験はそれまでになかったので、『バッテリー』と出会ったのは私の中でインパクトのある経験です。

巧は実在しない人物ですが、大人になった今でも芯のある巧への憧れを持ち続けています。フィクションの小説はすべてがウソですが、それでも私は巧を実在する人物かのように感じることができます。これも、小説の面白いところだと思います。

中学校~大学

中学生のときに、もう1つ大きな出会いを果たします。それは、ヴィジュアル系です。特に、前衛的で過激なパフォーマンスをするバンドを好んで聴いていました。これは、私が耽美派という文学ジャンルに傾倒するきっかけになります。

高校卒業後は大学で日本文学を専攻しました。そこで、耽美派作家・谷崎潤一郎との運命的な出会いを果たします。美を追求する耽美派に、ヴィジュアル系と似通ったものを感じた私は、今度は谷崎にのめり込んでいきます。

そして現在にいたるまで、谷崎を中心に耽美派作家の小説を読み、その世界観のとりこになっています。今は小説ばかりを読んでいるので、今後は作家たちが書いた戯曲(脚本)にも挑戦したいです。

「純文学のすゝめ」を始めた理由

「本と人が出逢う場所が必要だと思ったから」です。私の周りには、「本を読みたいけど、何から読めば良いのか分からない」という人が多くいました。

「読みたい」という気持ちはあるのに、きっかけがないせいで読書の機会を失うということを、私は非常にもったいないと感じていました。

 

好きな作家がいれば、自然とその作家の作品を読むようになります。特定の作家が好きじゃなくても、興味があるジャンルを見つければ、おのずとそのジャンルに属する作品を読むようになります。

逆に、自発的に本を読むきっかけがないと、読書の機会は失われます。このようなきっかけを創り出し、本と人が出逢う場所が必要だと感じたため、「純文学のすゝめ」を始めました。

なぜ純文学か?

①純文学を身近に感じて欲しかったから!

私自身、大学に入るまでは純文学に馴染みはありませんでした。「有名な作品は読まなきゃ!」と思い、太宰や芥川の作品を読んではいたものの、難しくて正直好きになれませんでした。

しかし、大学に入って改めて純文学に触れて、その奥深さに気づくことができました。「純文学は難しい」と感じる気持ちと、「純文学は面白い」という両方の感覚を理解できた私は、「この面白さをもっと身近に感じてほしい」と思うようになりました。

そのために、「純文学×エンタメ」をテーマに記事を執筆しています。記事を書くときは、できるだけかみ砕いて簡潔かつ明瞭にすることを心がけています。スマホでコンテンツを見るように、気張らないで気軽に純文学に親しんでほしいという思いがあるからです。

②ニッチな分野だから!

一口に「本」と言っても、ビジネス、歴史、政治、自己啓発、文学など色々あります。どのジャンルにも、すでに大きなレビューサイトが出来上がっていましたが、唯一規模が小さくて数が少なかったのが、「純文学専門のサイト」でした。

市場を自分で切り開く余地があると思い、そこに魅力を感じて「純文学のすゝめ」を始めました。

③「文学とはなにか」をじっくり考えたいから!

「文学とはなにか」と聞かれたとき、私はまだきちんと答えることができません。そもそも、文学は何のためにあるのかを考えたとき、これといって明確なものは思い浮かびません。

理系の科目だったら、役に立つものを生み出すのが目的の1つでしょうし、法学だったらもめ事を円滑に解決することに一役買っているし、経済学だったら経済活動を効率よく行う方法を模索するなど、手段と目的が別々に存在していると思います。

では、文学はどうでしょうか。文学の場合、手段と目的が一緒になっていると思います。書くという行為自体が、目的になっているということです。

文学には実用性もないし、文学がないからといって人は死なないし、そもそも小説はフィクションだから現実に即していません。完全な娯楽ではないし、なんなら読むのに体力が必要(と、私は思う)になります。

 

文学とはなにか。この問いに対して自分なりの答えを見つけられるように、これからも純文学と付き合っていきたいと思います。

なぜ大学生か?

「子供の読書活動に関する現状と論点」文部科学省

「純文学のすゝめ」は、大学生をターゲットにしています。理由は、大学生には時間があるからです。上のグラフは、少し古いですが子供の読書活動に関する調査をまとめたものです。

小中学生の不読率と、高校生の不読率には大きな開きがある事が分かります。なぜ、高校生になると急に本を読まなくなるのでしょうか?

「子供の読書活動に関する現状と論点」文部科学省

グラフを見ると、「他の活動等で時間がなかったから」という理由がかなりの割合を占めている事が分かります。私自身、部活動や受験勉強を優先した結果、高校時代の読書量は大幅に減ったので、高校生が本を読まなくなるのは仕方ないことかと思います。

問題は、高校を卒業した後です。別のデータで、「他の活動等で時間がなかったから」と答えた生徒の6割は、「中学時代は本を読んでいた」と回答していることが分かります。

そこで、もともと読書が好きだった層が、高校時代のブランクで本を読まなくなってしまうのを改善したいと思いました。

大学生か社会人のどちらにアプローチをするのが適切かを考えた時に、このサイトでは純文学を扱っているので、時間のある大学生に焦点を当てた方が効果があるのではないかと思いました。大学生にした方が効率が良いと考えただけなので、もちろん社会人も大歓迎です!

最後に

電車に乗ってすぐスマホ、ではなくて、スッと文庫本を取り出す人が増えたらいいなと思っています。だからといって、スマホの利用を批判しているわけではありません。私自身、ツイッターもインスタも、アマプラもネトフリも大好きです。

でも、スマホを「流動」とするなら、読書は「蓄積」だと思います。スマホのコンテンツは、流れていって後には何も残りません。一方で読書は、自分で読んで、考えた結果が頭の中に残ります。自分の中に知識を貯めるための手段として、読書をおすすめしたいです。

 

私の目標は、自立した読者を増やすことです。私は、自立した読者を「自分が読みたい本や自分に合った本を、自力で見つけられる読者」と定義しています。

「ベストセラーやミリオンセラー、本屋大賞を取った本を読んでおけば良い」という読者がいて、そういう読者向けに書店が同じ本を大量に平積みして、それを読んだ読者が古本屋に売って、古本屋には同じ本が大量に並ぶ。

このように、知的な文化の結晶であるのはずの本が消費されることに疑問を感じます。少なくともミーハーな読者が減って自立した読者が増えれば、そういう現象は軽減されると思います。

 

これは、私が「純文学のすゝめ」を始めた理由につながります。私は、「人が本を読むきっかけを創り出し、本と人が出逢う場所が必要」だと考えてサイトを始めました。

きっかけさえできれば、「○○賞受賞!」という文句に踊らされることなく、自分の基準でより自分に合った本とめぐり会うことができます。そうすれば、読書はもっともっと楽しいものになると思います。

自分のものさしを見つける場として、「純文学のすゝめ」を活用してほしいです!